キリンホールディングス -多角化経営に注力するビール業界の巨人-

みなさんこんにちは。ゆー(You)です。
皆様お元気でしょうか。
本日は、ビール業界の日本国内2番手のシェアを誇るキリンホールディングスについてレビューしていきたいと思います。本日のポイントは以下になります。
ビール・飲料だけでない、医療・ヘルスケアの多角化経営
ここではキリンHD2024年度統合報告書(https://www.kirinholdings.com/jp/investors/files/pdf/kirinreport2024.pdf)をレビューしております
CSV経営に磨きをかけ、
中長期の視点で
企業価値最大化を図る
磯崎功典CEOからのトップメッセージはCSV経営に注力するというもの。
ここっで、CSVってエクセルの拡張子?と思ってしまうのは私だけではないと思いますが、CSV経営は(Creating Shared Value)は、「共有価値の創造」を軸とした経営のことです。共有価値とは、経済的価値(利益の獲得)と社会的価値(社会的課題の解決)を両立する思想、キリンの企業風土を示した方針ですね。
キリンといえばビールが誰もが思い浮かぶところとかと思いますが、会社が有する発酵に関する技術(バイオテクノロジー)の強みを生かし、酒類・飲料事業、医薬事
業、ヘルスサイエンス事業の3本柱の多角化経営を実施しています。
そんなキリンの人財戦略は、「人財が育ち、人財で勝つ会社」を目指しており、人財を価値創造、競争優位の源泉と位置づけ、人財に投資することで、業界での厳しい競争を勝ち抜こうとしています。
財務状態と海外事業への挑戦
続いては、キリンホールディングスのCF計算書レビューしていきましょう。
以下の図が同社有価証券報告書より引用した直近のCFになります。

(同社有価証券報告書より作成https://pdf.irpocket.com/C2503/wOrc/Gs2G/wDg9.pdf)
2024年度に投資CF、フリーCFが大きくマイナスに転じていることが見て取れます。これは医療領域による海外投資(Blackmores Limitedの株式取得等)で今後の成長戦略に向けて多角化経営のための投資を継続しているため。
ビール業界にとどまらず、多角化目指す同社の経営戦略がCF計算書に表れています。海外成長を狙った投資CFにより、今後の成長がどうなるか、見どころといえます。
また、同社の安定的な経営・FCFにより、人財に対する給与も手厚く、同社有価証券報告書によると、2024年度の平均給与1,001万円と高い厚遇の良い会社経営となっております。

圧倒的高環境!中野セントラルパークに佇む本社は抜群の環境
そんなキリンホールディングス本社は、JR中野駅から徒歩5分、中野セントラルパーク内にあります。


(本社ビル 公園側から)

(本社ビル 線路側から 手前は再開発中のパークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ザ タワー ブリーズ)
この本社、特に素晴らしいと感じたのが、1/2階に併設されているショッピング・フードコートです。同ビルの1・2階にこれだけのお店があれば、お昼休憩も楽しくなりますね。スタバ、マクドナルド、大戸屋、丸亀正麺、ヴィドフランスetc.が会社の足元にあるって、羨ましい環境です。


(外からレストラン街を見た様子)


(サラリーマンの強い味方、丸亀製麺!)
キリン本社で勤務すると、素晴らしい環境下で仕事できますね。
(正直なところ、羨ましい。。)
そんな、キリンHDでは同社HPでは営業ポジションはじめ多種な応募をビズリーチ等でスカウト採用しているとのことです。是非チャレンジを検討して頂ければと思います。
それでは、本日のレビューはこれまでになります。
本記事を見ていただきありがとうございます。
「適者生存」:厳しい競争社会の現代では、強き者ではなく、環境を変え・適応したもの、変わったものが生き残ります。
常に自分を変えていきましょう!それではまた。